中小企業が広報戦略を駆使し、商品やサービスを全国に広げる手法を学ぶセミナーが、神戸・三宮のビジネス交流拠点「アンカー神戸」であった。レディースアパレルのクロシェ(神戸市中央区)でマーケティング・広報担当を務める村岡乃里江さんらが登壇し、情報発信で工夫していることなどを紹介した。
プレスリリース配信サービス「PR TIMES」の主催で、神戸新聞社などが後援した。企業の広報担当者やフリーで企業や団体のPRを手がける人など91人が参加した。
村岡さんは、広報の際は「(商品ではなく)企業として取り上げられることを意識している」と自社の方針を紹介した。大企業との違いを出すため、プレスリリースには商品開発の裏側や担当者の思いを記す。「1本のリリースで企業やブランドイメージが伝わるよう工夫している」とした。
このほか、神戸新聞社経済部の谷口夏乃記者が、実際の記事を示しながら取材の経緯や注目点などを解説した。