プロ野球阪神タイガースと阪神電気鉄道は3日、甲子園球場(西宮市)で2026年に開くタイガース主催試合で、ジェット風船の販売・使用を解禁すると発表した。新型コロナウイルス禍で「ラッキーセブン」の七回裏攻撃前に飛ばす演出を20年に禁止したが、ファンから再開を求める声が多く寄せられていた。
3月のオープン戦で実証実験し、ファンや近隣住民の意見を聞きながら検討してきた。再開に前向きな声が多く、環境や衛生面の問題も解決できると判断した。再開日は今後決める。
飛沫対策のため、専用ポンプで膨らませる風船を採用する。風船の笛部分には回収したペットボトルキャップの再生原料を使用。球場内に専用の回収ボックスを設け、風船本体の天然ゴムと笛を再資源化するなど、環境対策にも力を入れる。(大島光貴)