4月にみなと銀行(神戸市中央区)の社長に就いた持丸秀樹氏(57)が26日までに神戸新聞社のインタビューに応じ、ショッピングモールなどの大型商業施設内に新規出店する意向を明らかにした。新店や既存店舗の一部では土日の営業も検討する。顧客との接点を増やし、金融サービスの使い勝手を良くする。中小企業の採用活動を支援する「応援パック」の提供を、7月に始めることも表明した。
神戸・阪神間を念頭に商業施設への出店を見込む。本年度内に候補地や社員の人繰りにめどをつける。持丸氏は「なるべく早い段階で踏み切りたい」とした。
同様の出店はメガバンクが先行する。持丸氏は「資産の運用や承継のコンサルティングに注力して違いを出す。顧客と会う機会を多く、時間を長くすることが生命線だ」と意気込んだ。家族で訪れやすいよう、郊外型の店舗などで土日に開店できる体制を整える。