箱に詰めた野菜をバスに積み込む稲垣将幸さん=神戸市西区白水3、神姫バス白水車庫
箱に詰めた野菜をバスに積み込む稲垣将幸さん=神戸市西区白水3、神姫バス白水車庫

 路線バスで野菜などの物品を運ぶ「貨客混載」が、兵庫県内に浸透してきた。二酸化炭素(CO2)の排出による環境負荷や人手不足の緩和など、社会課題の解決が期待できる。5月末からは神姫バス(姫路市)が毎月2回、神戸市西区で収穫した野菜を同市中央区の消費者に運ぶ事業「KOBEベジバス」を始めた。

 同社は地元農家らと協力し、野菜を運ぶ仕組みを確立。昨年9~11月に計5回の実証実験を経て、今年5月27日から毎月第2、第4火曜日に定期輸送している。