気になる記事について発表し合う新入職員ら=神戸市中央区浪花町、神戸信用金庫本店
気になる記事について発表し合う新入職員ら=神戸市中央区浪花町、神戸信用金庫本店

 神戸信用金庫(神戸市中央区)の本年度新入職員を対象にした神戸新聞社のNIB(Newspaper in Business)研修が同信金本店であった。新聞を活用した仕事力の向上を目指し、28人が受講した。

 時事問題で自身の関心領域を確認し、記事の見出しや短文作りで伝え方を学習。気になる記事を業務と関連付けて読み解き、発表する実習に取り組んだ。講師を務めた神戸新聞社の冨居雅人経営企画局次長は「幅広い顧客に響く事業を考えるには多様な視点で確かな情報を収集、活用し、多角的に発信することが大切」と指摘。新聞の特長を示し、バランスと効率のよい情報との接し方を解説した。

 3時間半の研修を終え、同信金白川台支店(同市須磨区)の延原知哉さん(22)は「新聞は読み慣れないが、見出しと第1段落だけで概要がつかめ、情報収集のタイパ(時間的な効率)がいい」。中央支店(同市兵庫区)の寺内羽菜さん(23)は「顧客や自分のために、さまざまな視点と関心を持って世の中の事象と向き合っていきたい」と話した。