水を電気分解して水素をつくる装置「やまなしモデルP2Gシステム」=福島県白河市、住友ゴム工業白河工場(同社提供)
水を電気分解して水素をつくる装置「やまなしモデルP2Gシステム」=福島県白河市、住友ゴム工業白河工場(同社提供)

 住友ゴム工業(神戸市中央区)は、タイヤ製造拠点の白河工場(福島県白河市)に、再生可能エネルギーなどを使って水素をつくるシステムを導入し、稼働を始めたと発表した。製造過程で二酸化炭素(CO2)を排出しない「グリーン水素」で、燃料として活用する。年間最大約100トンをつくることができ、国内の工場では最大級という。外部からの燃料輸送などを含めたサプライチェーン(供給網)全体で、年間1千トンのCO2排出を削減できる見込みとしている。