混焼発電に用いる水素を貯蔵するボンベ600本が格納されている「水素ガスカードル」=姫路市飾磨区妻鹿常盤町、関西電力姫路第2発電所
混焼発電に用いる水素を貯蔵するボンベ600本が格納されている「水素ガスカードル」=姫路市飾磨区妻鹿常盤町、関西電力姫路第2発電所

 関西電力は、天然ガスに水素を混ぜて発電する「水素混焼発電」の実証設備を姫路第2発電所(姫路市)内に整備し、報道陣に公開した。4月から実証実験を始める予定。水素を混ぜる割合(混焼率)は最大30%で、発電事業者が30%の混焼に取り組むのは国内初という。二酸化炭素(CO2)排出量を削減でき、発電した電力は大阪・関西万博の会場などに供給する。