20年ぶりの神戸開催となった「関西財界セミナー」(関西経済同友会、関西経済連合会主催)が6日開幕した。テーマは「強靭に、果敢に、羽ばたく関西-未来社会のデザイン元年」。初日は兵庫県を含む関西の企業経営者ら約700人が集い、開幕まで2カ月に迫った大阪・関西万博や、循環経済、大学教育、地政学リスク、都市の力など六つの分科会で意見を交わした。
■生活の質向上へ取り組み加速を 第2分科会
持続可能な社会に向け、大量生産や消費、廃棄から「循環経済」への移行を探った。環境課題の解決と事業性を両立するビジネスの在り方を巡る議論が続いた。