中古マンションの再生などを手がける大阪ガスマーケティング(大阪市)とグローバルベイス(東京)は9日、住宅からの二酸化炭素(CO2)排出を抑えるゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の手法や知識を紹介するモデルルームを神戸市東灘区に開設する。断熱材や省エネ機器の導入などで、環境に配慮した住まいを提案する。
両社は2022年から、関西でオーダーリノベーションサービスを展開。国が掲げる50年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出の実質ゼロ)に向けて家庭からのCO2排出削減が求められる中、今年3月にZEH対応のサービスを開始。8月には兵庫県内に初の対応住宅を完成した。建物の断熱性向上と省エネで、エネルギー消費量を20%以上減らす住宅を提供する。
モデルルームはJR住吉駅近くのマンション1室に開設。面積約59平方メートルで、壁や床に断熱材を組み込み、内窓を設置した。外気が入るのを抑え、夏は涼しく、冬は暖かい住宅でエネルギー消費を減らす工夫を紹介する。今後、モデルルームでZEHに関するセミナーなども開くという。
見学希望者はグローバルベイスのホームページから予約するか、TEL0120・965・517へ。
(横田良平)