神戸ポートピアホテルがチャリティーランチとして提供するコース料理
神戸ポートピアホテルがチャリティーランチとして提供するコース料理

 神戸市内の主要7ホテルは、兵庫県産食材を使った「チャリティーランチ」を9月1日から始める。能登半島地震からの復興を願って石川県の食材も採り入れ、日本、中国、フランス、イタリア料理の特別メニューを提供する。売り上げの一部は病児支援の2団体に寄付する。10月31日まで。

 神戸の6ホテルでつくる団体が、2000年に一夜限りのチャリティーディナーを開いたのが始まり。12年、ランチ企画に変更した。今回はホテルモントレ神戸(神戸市中央区)が新たに加わった。

 各ホテルとも5千~6800円のコースを用意。1食当たり300円を、小児がんや難病の子と家族の滞在施設を運営するチャイルド・ケモ・サポート基金(同)と、小児病棟に道化師を派遣する日本クリニクラウン協会(大阪市)に寄付する。

 8月22日にあった発表会では、各ホテルの料理長ら7人がPR。神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ(神戸市東灘区)は、県内産カボチャと淡路島産タマネギで作ったスープや、養父市産の豚バラ肉や石川県産イチジクを使ったメイン料理などを提供する。オリエンタルホテル(同市中央区)の小山雄司料理長は「生産者の思いや土地の魅力を、料理を通じて伝えたい」と語った。(大島光貴)

 他のホテルは次の通り。

 ANAクラウンプラザホテル神戸▽神戸ポートピアホテル▽神戸メリケンパークオリエンタルホテル▽ホテルオークラ神戸(いずれも神戸市中央区)