三宮など神戸中心部の回遊を促すアプリ開発が進んでいる。設定された地域を訪ねるだけでたまったポイントを周辺の店舗や施設で使えるクーポンに換え、買い物や観光を楽しめるアプリ。商店街にいる人同士がチャットで、店や商品の情報を交換できるものも。スマートフォンのアプリを使った、まちのにぎわいづくりの現状を探った。(石川 翠)
■9100ダウンロード、「東京」上回る
自動車用電子機器メーカーのデンソーテン(神戸市兵庫区)はアプリ「Be Kobe Fun!」を開発し、実証実験に取り組む。使える地域は、買い物や旅行客でにぎわう三宮や北野、元町、神戸ハーバーランドなど6エリアに絞った。
利用者は対象エリアでアプリを開き、訪れた目的など三つの質問に答えたり(チェックイン)、観光スポットを訪ねたりすればポイントがもらえる。たまれば、提携する店舗や施設で使えるクーポンに交換でき、イベントや地域の話題の確認などもできる。