グローリー・原田明浩社長
グローリー・原田明浩社長

 「新しいことをしたい性分」と言う。自動販売機から貨幣処理機、さらにはキャッシュレス化でデータビジネス分野へと変化をいとわず、軸足を移そうとする会社の姿と重なる。

 入社5年目、手を挙げて東京の新工場設立プロジェクトに加わった。10年目には大型の物流センター構想を上申し、運用までやり遂げた。35歳で100人の部下を抱える部品製造部長に抜てき。国内の大型案件で要した大量の機器をフィリピン子会社で造ってコストを圧縮する企画書が認められ、42歳で現地の社長になった。片言の英語でトラブルに巻き込まれながらも現地法人の経営も立て直した。