仕事に役立つ新聞活用法を身に付けようと、神戸信用金庫の新人職員24人が、神戸市中央区の本店で、神戸新聞社のNIB(Newspaper in Business)研修を受講した。今年で2回目の開催で、新聞に親しみながら、地域の情報を収集する方法を学んでもらう狙い。
研修では神戸新聞社NIE・NIB推進部の冨居雅人部長が講師を務め、「読解力を高め、文章力を磨き、表現力を醸成する」をテーマに、約3時間にわたって実施。冨居部長は新聞の読み方や情報との上手な向き合い方などを伝え、「自分の関心事の外に目を向けて」と強調した。
職員らは気になったニュースを一つ選んで感想を発表し合ったり、実際に文章を作成したりした。西神ニュータウン支店の時田綾乃さん(22)は「知らない間に『情報の偏食』になっていた。幅広い知識を得るようにしたい」。魚住駅前支店の横林美祝さん(22)は「毎日、見出しや前文だけでも目を通す習慣をつけたい」と話した。(網 麻子)