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 食肉加工卸のエスフーズ(西宮市)が15日発表した2024年2月期連結決算は、国産牛肉事業での大阪市内の新営業所新設に伴う販売数量増などが寄与し、売上高が過去最高を更新した。牛肉など原材料の高止まりが響き、経常、純利益とも減益となった。

 外食事業では、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、焼き肉店やステーキ店での回復の流れが持続。製品事業では、ホルモン商材を使った「こてっちゃん」の新ブランドも順調だった。一方、原材料や物流コスト高に対する価格転嫁が進まず、減益となった。

 25年2月期は、原材料やエネルギーなどのコスト高が続くとみて増収減益を見込む。(三宅晃貴)