ニチリンが姫路工場内に新設する「NICHIRIN WORKSHOP」のイメージ(同社提供)
ニチリンが姫路工場内に新設する「NICHIRIN WORKSHOP」のイメージ(同社提供)

 自動車用ホースのニチリン(姫路市)は、自社工程へのロボット導入拡大に向け、姫路工場内に新棟を建設する。急速に進む国内の人手不足を受け、人と協働するロボットの改良や新たな活用の方法を探るほか、技術者の教育拠点としても利用する。近隣企業にも開放し、中小企業のロボット導入の推進を図る。(塩津あかね)

 同社は2017年、同工場内に「生産技術センター」を開設。新工法の開発のほか、ロボット導入などの研究を進めてきた。一方、国内の人手不足は加速し、製造ラインにおけるロボットの役割は増大。新施設とセンターを連動させて、ロボットの導入拡大につなげる。