神戸デジタル・ラボの新社長に就いた玉置慎一氏(同社提供)
神戸デジタル・ラボの新社長に就いた玉置慎一氏(同社提供)

 システム開発の神戸デジタル・ラボ(神戸市中央区)は20日、創業者の永吉一郎社長(61)が代表権のない会長となり、玉置慎一副社長(47)が後任に就く人事を発表した。同日付。生え抜きの玉置氏を起用し、経営陣の若返りを図る。

 永吉氏は1995年、ホームページの作成代行などを手がける同社を神戸・六甲アイランドで設立した。97年にはソフトウエア開発に転換。大手アパレルや医療関連企業からシステム開発を受託して業容を拡大し、取引先を関西以外にも広げた。2023年9月期の売上高は19億5400万円、従業員165人。永吉氏は神戸経済同友会の副代表幹事を務めるなど、財界活動にも注力している。