実験プラントの前でテープカットに臨む神鋼環境ソリューションの佐藤幹雄社長(左端)ら=静岡県富士市宮島
実験プラントの前でテープカットに臨む神鋼環境ソリューションの佐藤幹雄社長(左端)ら=静岡県富士市宮島

 神鋼環境ソリューション(神戸市中央区)は、下水汚泥の処理に伴う二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする技術を開発した。下水汚泥に圧力を加えて水を搾ることで、従来より低温での処理を実現。汚泥由来のメタンガスを使った発電の廃熱だけで処理を可能にした。全国500カ所以上の処理場での導入が可能とし、下水処理の脱炭素化が期待できるという。(石川 翠)