大和銀ホールディングス(HD)とあさひ銀行の統合でりそなHDが誕生して約20年になる。公的資金注入による実質国有化など苦難の道をたどったが、地域密着路線を推進。りそな、埼玉りそな、関西みらい、みなと-の四つの銀行を擁するグループの枠組みが固まった。
兵庫の金融地図も一変した。神戸銀行の流れをくむ三井住友銀行は兵庫をマザーマーケットと位置づけ、連結子会社のみなと銀と合わせ3割の貸し出しシェアがあったが、同銀を手放した。りそなは関西みらいフィナンシャルグループ(FG)の傘下にみなと銀、関西アーバン銀行、近畿大阪銀行を置き、関西アーバンと近畿大阪を合併させたが、みなとは単独で残した。