第2局で勝利し、感想戦で笑顔を見せる福間香奈女流王位=12日午後、札幌市中央区、京王プラザホテル札幌
第2局で勝利し、感想戦で笑顔を見せる福間香奈女流王位=12日午後、札幌市中央区、京王プラザホテル札幌

 将棋の福間香奈女流王位(34)=清麗、女王、女流王座、倉敷藤花=に大島綾華女流二段(23)が挑む第37期女流王位戦(神戸新聞社主催)5番勝負の第2局が12日、札幌市中央区の京王プラザホテル札幌で指され、午後5時55分、先手番の福間が85手で勝利した。シリーズ開幕から2連勝で、8連覇に王手をかけた。

 姫路市で4月15日に行われた第1局は、福間が先勝。本局では、得意な中飛車を指すことが多い福間が、6八飛(5手目)から四間飛車に構えた一方、大島は玉の横に金2枚を並べる「金無双」で応じた。積極的に攻めを仕掛ける急戦志向の指し手で、大島の7五歩(30手目)を契機に、本格的な戦いが始まった。

 中盤、大島が5五銀(42手目)と進めて金銀交換を狙ったが、福間は4五金(45手目)とかわして拒否。福間は、後手の桂馬と香車の両取りをかける5五角(55手目)を打って優位に立つと、冷静に攻め続け、粘る大島を振り切った。

 立会人の深浦康市九段(54)は「急戦が得意の大島さんを福間さんがよく研究し、うまく間合いを測っていた」と振り返った。

 持ち時間各4時間のうち、残りは福間49分、大島1分。第3局は23日、福岡県飯塚市の「麻生大浦荘」で指される。

 福間香奈女流王位の話

 (昼食休憩前、70分の長考で指した)9八香(33手目)は予定変更。局面の整理はできていなかった。4五金(45手目)として、角交換となり、「手になった」(打開できた)と思った。終盤は、こちらの玉が堅いので着実に相手玉に迫れればと思っていた。

 大島綾華女流二段の話

 4五金(45手目)を軽視していた。6七角(52手目)と打ったところでは、他の手があったかもしれない。もう少し工夫をしなければいけなかった。相手の角をさばかせて、苦しい展開にしてしまい、残念な一局。第3局は切り替えていきたい。

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