大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」を手がけた建築家、藤本壮介氏が設計した宿泊施設が、淡路市野島常盤の山間部に完成した。淡路島の自然環境に溶け込むデザインで、藤本氏も「農をテーマに、外と中を行き来するのが楽しくなるような建物ができた」と自信をのぞかせる。(内田世紀)
農業体験を楽しむ滞在型施設「はたけのリゾート 燦燦(さんさん)Villa」の宿泊棟で、総合人材サービスのパソナグループ(東京)が展開する「淡路ネイチャーラボ&リゾート」の一角にある。全11棟を国内外で活躍する建築家が設計。昨年8月に9棟が先行オープンし、藤本氏が手がけた「渦の家」と「楼の家」が加わった。
「渦の家」は屋外と室内が渦巻き状につながるデザインで、ダイニングや寝室を備える。「楼の家」は、リビングとなる円すい形の塔を中心に構成。らせん階段が室内と屋外をつなぎ、屋上からは瀬戸内海を一望できる。いずれの棟も周囲の自然と調和する土壁の内外壁が特徴で、一部は淡路島産の土を使用した。
2月20日にあったオープニングイベントには藤本氏が出席。自ら案内しながら「土壁を使った建築は初めてだったが、現地の素材を使えるのはありがたい。農業をしながら自然とともに生きる体験を楽しんでほしい」と呼びかけた。
1室1人利用(1泊2食付き)で9万8010円から。燦燦VillaTEL0799・70・9083
























