当時見た鮎原空襲の光景を思い出して語る大傍堅至さん=洲本市五色町鮎原南谷
当時見た鮎原空襲の光景を思い出して語る大傍堅至さん=洲本市五色町鮎原南谷

 都市部でもなく、軍需工場もない。なぜ、ここに焼夷(しょうい)弾が落とされたのか。明確な答えは、今もない。

■焼夷弾、昼間のように明るく 夜になるのが怖かった

 洲本市街地から北西へ車で約25分。淡路島内陸部の同市五色町鮎原西地区は80年前、炎に包まれた。