第29回全国高校女子硬式野球選手権大会が19日、淡路、丹波両市で開幕する。今年は最多67チームが出場。蒼開高校(洲本市)の初戦は20日、淡路市の淡路佐野運動公園でつくば国際大学高校を迎える。メンバーは決勝戦が行われる阪神甲子園球場(西宮市)を目指し「今年こそ」と闘志を燃やす。(内田世紀)
■井手監督「3年生の努力が報われてほしい」
最後の夏を迎える3年生を、井手麻由佳監督は「ひたむきでまじめ。ただ、優しすぎる」と評する。
昨秋、新チームで臨んだ新人戦「全国ユース大会」は2回戦敗退。今春の「全国選抜大会」も2回戦で敗れた。一方で、両大会の合間にあった関西リーグでは高校9チーム中3位、西日本大会は30チーム中3位の好成績を残した。「力はあるのに大舞台に弱い。緊張してしまう上、謙虚で自信が持てない」