長崎に落とされた原子爆弾について、実物大の布を使った説明に耳を傾ける参加者ら=明石市立勤労福祉会館
長崎に落とされた原子爆弾について、実物大の布を使った説明に耳を傾ける参加者ら=明石市立勤労福祉会館

 広島、長崎の原爆被爆者の子や孫でつくる「兵庫県被爆二世の会」などが、明石市内で市民と被爆者の経験を聞く取り組みを始めた。年1回のペースで開催する予定で、11月下旬の初回には約30人が参加した。日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞受賞もあり、関係者は関心の高まりに期待する。(赤松沙和)

■初回は30人参加「思いをつないでいく」

 取り組みは「明石『ヒバクシャの話をきこう』」。被爆者の高齢化が進む中、貴重な体験談をより多くの人に聞いてもらおうと、同会や明石市原爆被害者の会などが企画した。