2年ぶりに対面授業全面再開となったキャンパスでは、サークル勧誘が行われ、学食では新入生たちが楽しそうにご飯を一緒に食べている。みんなマスクはしているけれど、「日常」が戻ってきたと、見ている私も嬉(うれ)しくなった。
もちろんコロナ禍が終わったわけではない。感染者数は減っていないし、死者の数も昨年よりも速いペースで増えている。だが、大学は授業を受けるだけの場ではないということを再感したからこそ、再び遠隔授業に戻ってしまうのは避けたい。すでに、4年間のうちの半分を遠隔授業中心で過ごしている学生たちがいるのだから。
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