1995年1月17日火曜日。仕事が休みだった私は朝7時ごろにかかってきた電話で目覚めました。「神戸が大変なことになっている! でも私は大丈夫だから心配しないで」。母からでした。何が何だかわからずに慌ててテレビのスイッチを入れチャンネルを回してみてもテロップで関西地方に大きな地震が発生した、詳しいことはわかり次第お知らせすると出るばかりで全く要領を得ません。
後に阪神・淡路大震災と呼ばれることになった、甚大な被害を出した大地震が午前5時46分52秒、神戸の街を襲いました。
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