昨年6月に引退を発表してから1年がたちました。引退を決断するまでは深く悩みました。そもそも、自分一人で決めていいものなのか。そこから考えました。そして、自分の人生である以上、決断するのも、その決断に責任を持つのも、結局は自分しかいないと考え、誰にも相談しませんでした。
結果が全ての世界で、特に最後の数年は、身も心も削られるような感覚でした。所属チームでも日本代表でも、私の中では、チームに貢献できていないのではないかというもどかしさがありました。他方で、ここで辞めるというのは無責任なのではないかという思いもありました。
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