11年にわたるVリーグでの現役生活の中でも、特に印象深い試合があります。その一つが、久光製薬スプリングス(現・久光スプリングス)の2連覇がかかった2018~19シーズンのファイナル、東レアローズとの一戦です。
ファイナルは2回戦のゴールデンセット方式。1戦目はセットカウント3-0で勝利。迎えた翌週の2戦目。当然、しっかり準備をして臨みましたが、チームは、前週とは何か違う空気感に覆われていました。主導権を握れないまま、どちらかと言えば、相手ペースで試合が進んでいきました。少し焦りもあったのだと思います。結局、2時間20分に及ぶ熱戦となり、フルセットまで持ち込んだものの、負けてしまいました。
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