新ひょうごの医療

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加古川市に住む女性(67)は2014年5月ごろ、おなかが膨らんだような違和感を覚えた。「ちょっと太ったかしら」と思いつつ、念のためかかりつけの内科医に相談した。
「気になるなら」と勧められたエコー検査を受けると、医師は「大きな病院で診てもらった方がいい」。近くの総合病院でコンピューター断層撮影(CT)検査をし、その後、紹介された兵庫県立がんセンターで卵巣がんと診断された。病期はⅡc。がんは、卵巣から周囲の臓器まで広がっていた。
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- シリーズ5 がん診療最前線Ⅱ
2017/1/7~2017/1/28
がんは条件次第で治せる時代になった。手術や薬物・放射線療法などは進化を続け、患者はさまざまな選択肢を持てるようになった。「新・ひょうごの医療」のシリーズ5では、シリーズ4に引き続き、がん診療の最前線を紹介する。

