バレー初代女王 大阪マーヴェラス「同じ景色を見るために」連覇へ意気込み「試合通じて成長する」
バレー初代女王 大阪マーヴェラス「同じ景色を見るために」連覇へ意気込み「試合通じて成長する」

10月10日に開幕するバレーボールのSVリーグを控え、昨季初代女王に輝いた大阪マーヴェラスが25日、大阪市内で会見を行った。酒井大祐監督は「(昨季と)同じ景色を見るために、試合をしていきたい」と連覇への意気込みを語った。

昨シーズンはレギュラーシーズンを37勝7敗と勝ち進み、チャンピオンシップのファイナルではNEC川崎を圧倒した。連覇の期待が懸かる新シーズンへの思いを問われ、酒井監督が「楽しみ半分、不安半分ですね。自分が選手を生かし切ることができるか、自分にかかっているので、自分に不安です」と笑みを浮かべると、田中瑞稀主将は「監督の采配に応えられるか、というプレッシャーはあります」にニヤリと笑って指揮官を引用し、会見場が和やかな雰囲気に包まれた。

昨季女王は他チームから研究され、追われる立場となる。昨シーズンのレギュラーシーズンMVPの林琴奈は「酒井監督から難しいボールでも難しいところ打ち切るよう言われている」とさらなる技術向上に取り組んでいることを明かし、「対戦相手もメンバーが入れ替わり、強くなっている。自分たちも試合を通じて成長を続けたい」と力を込めた。

西崎愛菜も「昨シーズンも試合を通して強くなった。(レギュラーシーズンで)負けたとて重くならず、成長していけたら」と抱負を語り、東美奈は「より精度の高いバレーを展開したい」と意気込んだ。

新加入のアライザ ジェイ・ソロモン(フィリピン)も会見途中から登壇し、「フィリピンで培ったものを連覇に向けて発揮したい」「アピールしたいのはブロック。アタックでも強みを見せていきたい」と185センチの高さを生かした活躍を期した。

大阪マーヴェラスは10月10日、大阪市の「おおきにアリーナ舞洲」で行われるホームの開幕戦で、ヴィクトリーナ姫路を迎え撃つ。

(まいどなニュース・伊藤 大介)