松田さんが心を寄せる「和」の小説やお香、小説、コミックなど=神戸市灘区内
松田さんが心を寄せる「和」の小説やお香、小説、コミックなど=神戸市灘区内

 「推(お)し」はずばり「和!」。「なぜだか和のものに心がひかれます」と姿勢(しせい)よく凜(りん)とした面持ちで教えてくれるのは、神戸市灘区の市立鷹匠(たかしょう)中学校3年の松田藍(あい)さん(15)。この間まで、剣道(けんどう)部の部長をつとめていました。きりっとした雰囲気(ふんいき)はぴったりです。「和柄(わがら)も好きだし、お香もリラックスします。ほかにも…」って「和」への愛は止まりません。(鈴木久仁子)

剣道(けんどう)、着物、和柄(わがら)…心ときめく

 きっかけは「武士道(ぶしどう)ジェネレーション」という小説だとか。剣道にかける少女の成長物語で「お姉ちゃんに借りてハマった」。「まだ小学生だったので読めない漢字もあったけど、夢中(むちゅう)で読破(どくは)。さっそく中学で剣道部に入りました」。すごい情熱(じょうねつ)ですね。