自宅で箏曲の練習に励む遠藤実穂さん=西脇市内
自宅で箏曲の練習に励む遠藤実穂さん=西脇市内

 「ターン、タララララーン」と優雅(ゆうが)な箏(こと)の音が聞こえてくると、なんだかリラックスした気分になりますよね。西脇市立重春(しげはる)小学校4年の遠藤実穂(えんどうみほ)さん(9)もファンの一人。聴(き)くのが好きなだけでなく、13本の弦(げん)を自在(じざい)に操(あやつ)って演奏(えんそう)することも得意(とくい)です。「弾(ひ)いているうちに気分が乗ってきたときが一番楽しい」と教えてくれました。(井原尚基)

優雅な音色、丁寧につむぐ

 「箏」と「琴」は、どちらも「おこと」として親しまれていますが「箏」は弦を支える器具(琴柱(ことじ))を本体に立て、琴は立てないのが違いです。