温泉銘の裏にはあて紙で修復した跡があった(左)、温泉銘を採寸する様子=フランス国立図書館((C)2024.AYA.RIKUSAISHA.Japan)
温泉銘の裏にはあて紙で修復した跡があった(左)、温泉銘を採寸する様子=フランス国立図書館((C)2024.AYA.RIKUSAISHA.Japan)

 紙を当てて写し取った拓本はオリジナルの真跡より一歩劣る。だが真跡が無くなれば拓本が第1次資料となり、真跡と同等の古典となる。中国では多くの拓本が国家一級文物(国宝)となっている。