第7部・古野電気・古野幸男氏
(4)可能性 お客さまの需要のさらに先見据え
古野幸男氏(75)が社長に就いて1年半後の2008年9月。リーマン・ショックの影響が世界へ広がった。古野電気も海外需要の減退などで、10年2月期決算が営業、経常利益とも前年比で7割以上減少。さらに15年には、防衛装備品の代金を過大請求していたことが発覚し、国に約35億円を返納した。その結果、最終赤字に陥った。
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