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経済大転換 「失われた30年」を超えて

第6部 流通革命の旗手たち(下)大樹H2O 関西ドミナント化、狙う覇権

2024.01.08
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人口減が進む関西で「顧客を『深掘り』してシェアを拡大する」と戦略を語るエイチ・ツー・オーリテイリングの荒木直也社長=大阪市北区(撮影・笠原次郎)

人口減が進む関西で「顧客を『深掘り』してシェアを拡大する」と戦略を語るエイチ・ツー・オーリテイリングの荒木直也社長=大阪市北区(撮影・笠原次郎)

 1月2日朝、大阪・梅田の阪急百貨店梅田本店。「西日本1番店」の初売りに、数千人が列をなした。

 店の前史は、1920(大正9)年、阪急電鉄創業者の小林一三が駅ビルに東京の百貨店を誘致したことに始まる。100年を経て、関西に250店を展開するエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの屋台骨となり、地域シェア拡大のため社長の荒木直也(66)らが進める「関西ドミナント化戦略」を支える。

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