2024年12月、オスロ市庁舎で開かれたノーベル平和賞授賞式(共同)
 2024年12月、オスロ市庁舎で開かれたノーベル平和賞授賞式(共同)

 日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞受賞から1年がたった。2025年は被爆80年の節目。昨年の受賞は被爆者自身が新たな活動を模索するきっかけになった。だが、被団協が求め続けてきた核廃絶への道は遠く、原爆被害への国家補償も実現していない。識者は「被爆者の訴えを社会で共有し、次の被害を防ぐべきだ」と話す。