【カンヌ共同】フランスで開催中の第79回カンヌ国際映画祭で13日、最高賞「パルムドール」などを競うコンペティション部門に選出された深田晃司監督の「ナギダイアリー」が公式上映された。上映後の会場は温かな拍手で包まれ、深田監督は「9年前から始めた企画。最高の舞台で上映できたことをうれしく思います」と観客に語った。
主人公の彫刻家を演じた俳優松たか子さん、共演した石橋静河さんも歓声に笑顔を見せた。報道陣の取材に応じた松さんは「監督の思いの深さに応えられるか自信はなかったのですが、作品に新鮮な空気を加える気持ちで演じました」と話した。
作品の舞台は岡山県奈義町をモデルとした町「ナギ」。東京と台湾で働く建築家(石橋さん)が、別れた夫の姉で彫刻家(松さん)が暮らすナギに滞在する物語だ。
豊かな自然を背景に、登場人物が心に抱える喪失や日常に忍び寄る戦争の影を、穏やかな会話劇を通して描き出す。
主要賞の発表は23日(日本時間24日未明)。同作は日本で9月25日に全国公開される。(共同)























