日本製鉄は13日、完全子会社の山陽特殊製鋼(兵庫県姫路市)を2027年4月1日付で吸収合併すると発表した。業務の効率化や販路拡大に向けた経営戦略の一環。山陽特殊製鋼は、山崎豊子氏の小説「華麗なる一族」のモデルになったことでも知られる。1933年に創業し、90年超の歴史を有する名門企業だが、合併と同時に解散する。

 山陽特殊製鋼は自動車向けの軸受けやステンレス鋼などを製造する。2019年に新日鉄住金(現日本製鉄)が子会社化し、25年には日本製鉄が100%の株式を取得して完全子会社としていた。