高市早苗首相は16日、イタリアのメローニ首相と官邸で会談した。中国を念頭に、輸出規制や経済的威圧への「深刻な懸念」を共有。重要鉱物のサプライチェーン(供給網)強化を含む経済安全保障分野での連携を確認した。自衛隊、イタリア軍の防衛協力を加速させる方針でも一致した。両国関係を「特別な戦略的パートナーシップ」に格上げするとした共同声明を発表した。
高市首相は会談後の共同記者発表で「重要鉱物の輸出規制に国際社会の懸念が高まる中、同志国全体で協働することが急務だ」と強調。メローニ氏は、英国を交えた3カ国で進める次期戦闘機の共同開発を挙げ「欧州・大西洋、インド太平洋地域の安定化に貢献する」と述べた。
会談では、国際宇宙ステーションでの活動や、防災などへの衛星利用を促進するため「宇宙協議」の設置で合意した。有事における液化天然ガス(LNG)の融通に関する協力を進めると確認。人工知能(AI)など先端技術分野での連携も申し合わせた。
共同声明は、欧州・大西洋とインド太平洋地域の安全保障が相互に関連していると明記した。























