【ローマ共同】イタリアの首都ローマの地下鉄C線で16日、10年以上の建設工事を経て新たに二つの駅が開業した。考古学調査などの影響で建設計画は大幅に遅れたが、工事中に見つかった古代の遺物などを展示し、地下鉄と共存する「博物館駅」として設計。ローマ市は新たな観光名所として期待している。
円形闘技場遺跡コロッセオ近くにある駅構内には、古代ローマ時代のつぼや皿などがケースに展示されているほか、当時の住居や井戸の遺構を目にすることができる。隣のポルタ・メトロニア駅には2世紀のローマ軍の兵舎などが保存されており、今後一般公開されるという。
























