超党派の議員連盟「日華議員懇談会」のメンバー約30人は9日午前、台湾で10日に開かれる双十節(建国記念日)の祝賀式典に出席するため羽田空港を出発した。議連会長を務める自民党の古屋圭司選対委員長らは頼清徳総統との面会も予定している。台湾を自国の領土と見なす中国が反発する可能性もある。
古屋氏は出発に先立ち、記者団に「台湾とは民主主義や法の支配といった価値観を共有している。強い絆を再認識したい」と述べた。
議連事務局長で、自民の高市早苗総裁が首相に就任した場合、官房長官に起用する方向の木原稔前防衛相は参加を見送った。