田んぼの中を動き回るアイガモロボ2=丹波市市島町梶原
田んぼの中を動き回るアイガモロボ2=丹波市市島町梶原

 「丹波富士」とも呼ばれる地域のシンボル「小富士山」がある丹波市市島町梶原地区。一面に広がる水田の中を、黒い塊が縦横無尽に動き回る。自動抑草ロボット「アイガモロボ2」だ。付属のブラシ型パドルが土をかきあげて水を濁らせることで、太陽光を遮り雑草の成長を妨げる。今年新たに導入した有機農家らは「除草の手間が省けて、作業効率が上がった」と喜ぶ。いわゆる現代版のアイガモ農法に期待が高まる。(伊藤颯真)