■手で微調整、品質こだわり
日本国内では2人に1人が保有していると言われる自転車。その要のパーツと言えるタイヤ、チューブの「日本で唯一の専業メーカー」を自負するのが、「パナレーサー」(丹波市氷上町石生)だ。通勤や買い物から競技、レジャーまで、幅広いニーズに応え、人の手で品質とデザインにこだわり抜く。
1952年創業。66年から同市で生産を開始した。2万平方メートル超の敷地には3棟の工場があり、レーシングタイヤの「アジリスト」や、砂利道や林道のオフロードを走る「グラベルライド」の専用タイヤ「グラベルキング」を製造。「グラベル-」の分野では世界的なパイオニアとされ、米国、欧州でも広く使われる。