篠山鳳鳴高校(丹波篠山市大熊)が、来年の創立150周年に向け、記念事業実行委員会を設立した。生徒からアイデアを募集し、節目を祝う記念事業のロゴマークとスローガンを作成し、発表した。ロゴは、校名にある霊鳥「鳳凰(ほうおう)」をかたどったデザイン。スローガンの「150年の軌跡を未来へ-鳳鳴生の挑戦が新たな時代を築く-」は、応募案を基に生徒会で完成させた。(堀井正純)
■河合兄弟や桂文珍さんら輩出
同校は、旧篠山藩の藩主だった青山家の21代当主・青山忠誠(ただしげ)が1876(明治9)年に設立した私立篠山中年学舎が起源とされる。その後、鳳鳴義塾に改称するなどし、高等女学校との統合をへて、1955年に現在の校名となった。卒業生には世界的霊長類学者・河合雅雄さん、文化庁長官を務めた隼雄さん兄弟や落語家・桂文珍さんら、多数の俊英・異才がいる。