カレーを販売する土野優輝さん(右から2番目)とオーナーの西垣源正さん(同3番目)=豊岡市但東町大河内
カレーを販売する土野優輝さん(右から2番目)とオーナーの西垣源正さん(同3番目)=豊岡市但東町大河内

 豊岡市但東町栗尾で、卵かけご飯専門店「但熊」などを運営する西垣養鶏場の鶏肉と米を使用したチキンカレー店「但熊参番館」が9日、同市但東町大河内にオープンした。国道426号沿いで、同市の京都府福知山市方面からの玄関口に位置しており、スタッフは「観光客や地域住民の憩いの場になれば」と話している。(吉田みなみ)

■西垣養鶏場の鶏肉や卵、米を使用

 但熊参番館は、農産物直売所「旬の里のぼりお」だった建物を改装して開業した。同直売所は25年ほど前、地元有志の土地に整備されたが、高齢化で農産物が十分に出荷できず運営が困難になり、新たな活用を模索していたという。

 話を聞いた同養鶏場の西垣源正会長(75)は、同直売所を借りて改装し、自身がオーナーとして店舗を運営することを思い立った。「ならではの味を」と同養鶏場のニワトリの肉と生卵、発酵鶏ふんの有機肥料で栽培した米「夢ごこち」を使うチキンカレーを目玉に据えた。

 カレーは「黄金の親子カレー」と名付け「誰でもおいしいと思える」辛さを目指した。1種類で、生卵とのセットが700円、サラダを加えると800円。但熊の近くの菓子店「但熊弐番館」で販売するチーズケーキやコーヒー、紅茶なども単品で提供する。

 店は店長の土野優輝さん(24)=豊岡市出石町寺坂=と、地元の女性らで切り盛りしている。

 オープンに先立って地元住民や関係者らを招いた試食会では、参加者から「辛さがちょうどいい」「おいしかった」などの声が聞かれた。

 土野店長は「カレーを食べに来る人も地域も元気にできたら」、西垣さんは「カレーを食べるだけでなく、観光客や地元住民が交流する場にもなればうれしい」と話している。

 午前10時~午後4時。火曜定休。但熊参番館TEL0796・55・0777