男子60キロ級決勝 内股を決めて一本勝ちする育英の堀尾拓磨(左)
男子60キロ級決勝 内股を決めて一本勝ちする育英の堀尾拓磨(左)

 柔道男子の兵庫勢の王者はともに育英から生まれた。60キロ級の堀尾が先陣を切った。ゴールデンスコア(GS)方式の延長も5分過ぎ。大東(大阪・関大北陽)の左腕の下から釣り手を握った。相手の組み手争いのうまさに苦しみ、この試合で初めてつくった優位な体勢。「我慢した結果。行くしかない」と、すかさず得意の内股に持ち込み、豪快な一本を決めた。