兵庫県尼崎市は8日、国民健康保険の高額療養費の算定に誤りがあったと発表した。福祉医療費助成制度の対象の約2200世帯に計約3943万円を追加支給する。引き続き対象世帯数と還付金額を精査しており、支給時期は来年3月下旬以降になるという。
市によると、同制度は乳幼児や重度障害などがある場合、窓口の医療費負担を軽減。高額療養費制度と併用する際、医療費の一部負担金を基に高額療養費を算出すべきところ、市は制度の解釈を誤り、間違った計算式で運用を続け、必要な還付をしていなかったという。
新たな事務処理システムへの移行に伴い、昨年10月に発覚した。追加支給の対象は診療報酬明細書(レセプト)が残る2020年7月~25年6月診療分の約1万3800件。旧システムは18年から運用しており、市は「当時から誤りがあったと考えている」とする。25年7月分以降の算定は正しいという。
市は、対象世帯と追加支給金額の再算定を年内に確定させ、来年2月中旬をめどにおわび文と申請書を発送する方針。牧直宏健康増進部長は「市民の信頼を損ない申し訳ない。再発防止を徹底する」と述べた。(金 旻革)























