携帯電話も持たない三宅正弘教授。研究室には自ら集めたスティックのりやカステラの箱、書籍が積まれている=武庫川女子大学(撮影・吉田敦史)
携帯電話も持たない三宅正弘教授。研究室には自ら集めたスティックのりやカステラの箱、書籍が積まれている=武庫川女子大学(撮影・吉田敦史)

 「最近の日本人は親切なんです。道を尋ねるとスマートフォンで調べて笑顔で教えてくれる。優しさに頼って暮らしています」

 武庫川女子大学(西宮市)の三宅正弘教授(56)はまちづくり、都市文化が専門。今までポケットベルや携帯電話、スマホは持ったことがなく、腕時計さえ身に着けていない「アナログ派」だ。

 身近なデジタル機器は研究室と自宅のパソコン。新型コロナウイルスの感染拡大でオンライン講義をする必要が生じ、やむを得ず自宅用を迎え入れ、インターネット回線を初めて引いた。

 アナログ派を貫いてもなんら困らない。時間を知りたい時は駅や店、公共施設などあらゆる場所にある時計を見ればよい。誰かに連絡したい時は駅周辺の公衆電話へ。昔のように並ぶ必要もない。