世界的画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~90年)の画業前半に焦点を当てた特別展「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」(神戸新聞社など主催)が20日、神戸市立博物館(同市中央区京町)で始まり、開館前から多くのファンが列をつくった。
同展で展示されるゴッホの作品57点は、すべてオランダのクレラー=ミュラー美術館の所蔵。労働者や農民を描いた初期作品から、豊かな色彩と浮世絵から影響を受けた画風が特徴の作品までをそろえ、画業前半を網羅することができる。
「夜のカフェテラス」は約20年ぶりとなるオランダ国外での展示。開館直後から「夜の-」を目指して作品に直行するファンもいた。
来年2月1日まで。午前9時半~午後5時半(金・土曜は同8時まで)。月曜休館(ただし月曜が祝日・休日の場合は翌平日)。一般2500円、大学生1250円、高校生以下無料。土日祝は予約優先。チケット予約TEL0570・08・9929(安藤真子)