赤いヒガンバナが収穫時期を迎えた田のあぜを彩っている=神戸市北区山田町東下
赤いヒガンバナが収穫時期を迎えた田のあぜを彩っている=神戸市北区山田町東下

 きょう20日は彼岸の入り。秋を彩るヒガンバナが、神戸市北区山田町東下で、燃えるように真っ赤な花を咲かせている。近くで続く米の収穫作業と合わせて、季節の移り変わりを感じさせる。

 中国原産の多年草。秋になると茎を30~50センチに伸ばし、先端に5~7輪の花をつける。根の毒がモグラなどを遠ざけるため、田のあぜに植えられてきた。

 同区山田町の「あいな里山公園」でも園内を彩る。同園のヒガンバナは暑さのため、例年より1週間ほど遅い9月10日ごろに開花。今月下旬に見頃を迎えるという。(笠原次郎)