ピックルボールを楽しむ人たち=神戸市長田区若松町2(撮影・笠原次郎)
ピックルボールを楽しむ人たち=神戸市長田区若松町2(撮影・笠原次郎)

 その舞台はテニスより狭く、卓球よりずっと広い。誕生した米国で爆発的な人気を誇る競技「ピックルボール」は、手軽にラリーが楽しめるとあって、日本でも老若男女問わず、愛好者を増やしている。

 バドミントンと同じ広さのコートで、卓球のラケットより一回り大きい「パドル」を振る。サーブは腰から下で打ち、ネット近くではボレーを打てないルール。穴の開いたプラスチックボールはスピードが出にくいのも特徴だ。

 専用コート5面を有する国内最大級の施設「DPC KOBE」が7月、神戸市長田区のJR新長田駅前で開業した。3カ月前に始めた会社員の女性(29)=同市兵庫区=は「短時間でも上達を実感できた。ラリーが続きやすく、レベルの違う人とでも楽しめそう」と早速、はまっていた。(笠原次郎)